テレアポ 独自調査

アポ率が高いのは何曜日か。35万件の架電ログ

執筆 NoLimit セールスラボ編集部
アポ率が高いのは何曜日か。35万件の架電ログ

「なんとなく木曜が取れる」「月曜の朝は避けろ」「金曜の午後は捨て日」。曜日の通説を、350,691件の架電ログと4,197件のアポで答え合わせしました。つながりやすさに大きな差はありませんでしたが、アポ率には差が見られました。

調査概要

調査名
架電ログの曜日別 通電率・アポ率調査
集計期間
2025-12-17 〜 2026-08-21
母数
n = 350691
データ出所
自社データ(株式会社NoLimit)
集計対象
アポ率は、アポ件数 ÷ かけた件数。通電率は、つながった件数 ÷ かけた件数。曜日は日本時間。
除外条件
土日・社内・テスト発信を除外。アポ件数の記録は2026年1月5日から。

「なんとなく木曜にアポが取れる」は本当か

曜日ごとに、こんな言い伝えがあります。「なんとなく木曜がアポを取りやすい」、「月曜の朝は機嫌が悪いから避けろ」「金曜の午後は捨て日」どれか一度は聞いたことがあるはずです。

前回、時間帯の記事(営業電話は何時にかけるべきか)で、曜日による通電率の差は1.2ポイントしかないと書きました。ただしあれは「つながるかどうか」までの話です。その先のアポまで見ると、実は話が変わります。

NoLimitのインサイドセールスで平日にかけた350,691件と、平日に記録された4,197件のアポを、曜日で割った検証結果をお伝えします。

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35万件の架電ログで見た、曜日別のアポ率

曜日別のアポ率
月曜1.40%火曜1.20%水曜1.12%木曜1.18%金曜1.12%
曜日 アポ率 通電率 架電数 アポ件数
月曜 1.40% 87.07% 62,014 866
火曜 1.20% 86.71% 71,648 858
水曜 1.12% 85.83% 71,392 797
木曜 1.18% 87.00% 73,049 864
金曜 1.12% 86.26% 72,588 812

通説の答え合わせ

「曜日でつながりやすさが変わる」→ 大きな差はない

通電率は月曜87.07%、火曜86.71%、水曜85.83%、木曜87.00%、金曜86.26%。35万件を5つに割っても、いちばん高い曜日といちばん低い曜日の差は1.2ポイントでした。

電話がつながるかどうかで曜日を選ぶ意味は、この数字からは出てきません。

「なんとなく木曜が取れる」→ 件数では正しい。率では3番目

木曜のアポは864件。月曜の866件に次ぐ2番目で、たしかに多い曜日です。木曜に取れているという感覚は、当たっています。

ただし木曜は、架電数も73,049件で5曜日の最多でした。いちばん多くかけているのだから、いちばん多く取れるのは当たり前です。アポ率に直すと1.18%。月曜1.40%、火曜1.20%に次ぐ3番目になります。

「木曜はアポが多い日」ではなく「木曜はたくさんかけている日」でした。

「月曜の朝は避けろ」→ 逆。最も少なくかけて、最も多く取っている

月曜の架電数62,014件は、5曜日でいちばん少ない数字です。木曜より11,035件少ない。それでもアポ件数866件は最多でした。

アポ率では1.40%。いちばん低い水曜・金曜の1.12%の1.25倍です。火曜から金曜の4曜日は1.12%から1.20%の狭い範囲に収まっていて、月曜だけがそこから外れています。

通電率でも月曜の87.07%が5曜日で最も高い数字でした。避けろと言われている曜日が、実はつながりやすさでもアポ率でも1位だった、ということになります。

「金曜の午後は捨て日」→ 曜日としては、捨てるほどではない

金曜のアポ率1.12%は水曜と並んで最も低い数字ですが、いちばん高い月曜との差は0.28ポイントです。通電率86.26%も、月曜との差は0.8ポイントしかありません。

金曜がだめというより、月曜だけがいい、という形です。落ちるのは曜日ではなく時刻のほうで、前回の記事のとおり17時以降に下がります。

本当の分かれ目は、つながるかどうかではなく、その先

同じことをしているはずの5曜日で、つながる確率はほぼ同じ、アポになる確率だけが違う。ここがこの調査でいちばん効いている点です。

つながりやすさは曜日で1.2ポイントしか動かないのに、アポ率は月曜と水曜で1.25倍の開きがあります。

月に1万コールする規模で言えば、その1万コールを水曜にかけるか月曜にかけるかで、アポは112件と140件。毎月28件の差になります。

まとめ

  • 通電率の曜日差は1.2ポイント。つながりやすさに大きな差はない。
  • アポ率は月曜1.40%、火曜1.20%、木曜1.18%、水曜と金曜が1.12%。
  • 月曜だけが外れて高い。最も少なくかけて、最も多く取っている。
  • 木曜のアポ件数864件は多いが、架電数も最多。率にすると3番目。
  • 曜日の良し悪しは、件数ではなく率で見ないと逆さまに見える。

NoLimitは、741,023社の企業データと、そこに紐づく架電の活動結果を自社で保有しています。時間帯・曜日・業種・規模を掛け合わせた粒度で、成果から逆算して架電を設計できるのは、このデータを持っているからです。自社の営業数値がこの相場に対してどの位置にあるか知りたい方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

テレアポでアポ率が高いのは何曜日ですか?

月曜でした。NoLimitの実測では、アポ率が月曜1.40%、火曜1.20%、木曜1.18%、水曜と金曜が1.12%です。火曜から金曜の4曜日は1.12%から1.20%に収まっていて、月曜だけが外れています。

曜日によって電話のつながりやすさは変わりますか?

大きな差はありませんでした。通電率は月曜87.07%、火曜86.71%、水曜85.83%、木曜87.00%、金曜86.26%で、5曜日の幅は1.2ポイントです(n=350,691)。

木曜日はアポが取りやすいって本当ですか?

件数では正しく、率では3番目でした。木曜のアポ件数864件は月曜の866件に次ぐ2番目です。ただし木曜は架電数も73,049件で5曜日の最多でした。アポ率に直すと1.18%で、月曜1.40%、火曜1.20%に次ぐ3番目になります。

月曜の朝に営業電話をかけても大丈夫ですか?

避ける理由は見つかりませんでした。月曜の通電率87.07%は5曜日で最も高く、アポ率1.40%も最も高い数字です。月曜は架電数が62,014件で5曜日の最少ですが、アポ件数は866件で最多でした。

金曜の午後は営業電話に向かないですか?

曜日単位で見るかぎり、避ける理由は出ませんでした。金曜の通電率86.26%は最も高い月曜との差が0.8ポイント、アポ率1.12%も月曜との差は0.28ポイントです。落ちるのは曜日ではなく時刻のほうで、17時以降に下がります。

出典・参考文献

  1. 株式会社NoLimit 自社調査(Salesforce 通話ログ 350,691件・アポイント 4,197件) (2026-08-23参照)

この記事を書いた人

NoLimit セールスラボ編集部

NoLimit データ分析チーム

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